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【四畳半タイムマシンブルース感想】90分間があっという間

四畳半タイムマシンブルース

今回は『四畳半タイムマシンブルース』について語っていく。

『四畳半タイムマシンブルース』は、『四畳半神話大系』を手掛けた森見登美彦先生による小説が原作だ。『四畳半神話大系』と、『サマータイムマシン・ブルース』という戯曲のコラボ作品ということらしい。

そしてそれが2022年、Disney+による独占配信でアニメが公開される。また、9月30日より3週間限定で再編集版が上映された。……はずなのだが、僕は11月上旬に梅田ブルクで鑑賞した。多分、『四畳半シリーズ』の舞台である京都の近くだから、長めに配信されていたのだと思う。

アニメ制作はサイエンスSARUが担当し、監督は夏目真悟が務めた。

『四畳半タイムマシンブルース』の感想

ネタバレ注意!

2022年のアニメ最高傑作かも

2022年もそれなりの数、アニメを見てきたと自負する僕だが、個人的に『四畳半タイムマシンブルース』は2022年の中でも最高傑作だったと思う。まあもちろん、これから『すずめの戸締まり』や『スラムダンク』なんかも上映されるので何とも言えないところはある。だが、芸術性や創造性を評価する文化庁メディア芸術祭とかで何かしらの賞は獲得するだろう。

さて、『四畳半タイムマシンブルース』の素晴らしいポイントは、演出のクオリティの高さにある。それは『四畳半神話大系』も同じだが、湯浅政明から夏目真悟に監督がチェンジしても、演出のクオリティの高さが変わらなかった。

また、ストーリーのクオリティも非常に高く、これはシンプルに原作小説が優れているのだろう。相変わらずキャラは面白いし、それでいて青春を感じさせるし、伏線回収も見事だし、世界観の広げ方も巧みだった。

90分の尺をフルで楽しむことができる『四畳半タイムマシンブルース』は、僕の中では間違いなく最高傑作だ。

『四畳半神話大系』との違いは?

明らかに演出が異なっていたと思う。これは、監督が夏目真悟になっていることが大きいのだろう。以前より”寄り”の割合が大きかったと思う(ちゃんと見返したわけじゃないけど)。特に明石さんの寄りが多かったのが印象的だった。

ということで、明石さんの可愛さが全体的に目立っていたと思う。少なくとも『四畳半神話大系』で、明石さんが”私”に惚れるシーンはほとんどなかったはずだ。

『四畳半タイムマシンブルース』では、祭りのくだりや銭湯のシーンで、明石さんがちょっと照れてるシーンがあった。だからというわけではないが、やはり明石さんがより可愛く……というより女の子らしく演出されていたように思える。

『四畳半タイムマシンブルース』の評価

作画90点
世界観・設定95点
ストーリー90点
演出93点
キャラ90点
音楽90点

作画

作画のクオリティが相変わらず高い。独特なデザインのキャラクターをしっかり動かしている。

世界観・設定

元ネタとなった『サマータイムマシン・ブルース』を詳しく知らないのだが、世界観はとても面白かったと思う。クーラーのリモコンのためだけにタイムマシンを使い、挙げ句の果てに世界滅亡まで繋げてしまうのだ。『四畳半神話大系』らしいと思う。

ストーリー

タイムトラベル系として、シンプルに伏線回収が上手だったと思う。ギャグシーンも面白かった。それでいて”私”と明石さんの恋愛劇も繰り広げられるのだから、文句なしの内容だと思う。

演出

先ほども述べた通り、『四畳半神話大系』とは印象がやや異なる演出だった。しかしこれはこれで問題なし。むしろ明石さんの可愛さが引き出されて最高だ。

あとギャグシーンもめちゃくちゃ面白くて、僕自身、終始にやけてしまっていた。特に樋口氏が城ヶ崎氏に「謝れよ」って言うシーンは爆笑させていただきました。

キャラ

キャラが相変わらず超強烈だ。『四畳半神話大系』放送から10年以上経過しているけど、色褪せることはなかった。普遍的だと思う。

音楽

『四畳半タイムマシンブルース』でもアジカンが主題歌。うん、ドンピシャでした。

さいごに

僕は劇場版の方を先に視聴してしまったけど、ストーリーを最大限楽しむのであれば、まずは配信版の方を先に視聴した方がいいだろう。僕も、時間があるときに配信版を視聴しようと思う。

ちなみに『四畳半タイムマシンブルース』を視聴するためだけにDisney+に入ってもいいと思うぐらい、本作は素晴らしかった。僕はやっぱり、『四畳半タイムマシンブルース』が2022年アニメ最高傑作だと思う。

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