今回は『聖女の魔力は万能です(以下、聖女の魔力)』について語っていく。『聖女の魔力』は小説投稿サイトの「小説家になろう」に掲載されていたWeb小説が原作で、現在はカドカワBOOKSで刊行されている。2021年6月段階での累計発行部数は240万部と、中々のヒット作だ。そしてTVアニメは2021年春クールに放送された。アニメ制作会社はディオメディアだ。
『聖女の魔力』の感想
感想①:圧倒的に女性向けの作品
どう考えても僕が見るような作品ではなかった。
実はここ最近、僕は女性向けの作品にも手を出すようにしている。男性でも十分に楽しめる作品がいっぱいあるからだ。例えば『BANANA FISH』はめちゃくちゃ面白いし、『Free!』も普通に楽しめる。
しかし女性向けの作品の中でも、本当に女性にしかウケない内容の作品も一定数存在していて、それが『聖女の魔力』だったのだと思う。
全く面白みを感じることができなかった。笑
累計発行部数は240万部を突破しているわけなので、女子ウケの良い内容なのだろうが、絶対に男性にはオススメしない。
感想②:作画と音楽は普通に良かったよ
僕が語れるのは作画と音楽だけだ。それ以外の要素は女性が語るべきだと思う。
作画に関しては普通に良かった。現代アニメの最低ラインを守っている感じ。戦闘シーンをもう少しカッコよくできればそれはそれで女子ウケも良さそうだが、コスパよく制作されたイメージがある。
音楽も普通に良かった。『聖女の魔力』はランティスが音楽を担当しているが、ランティスのアニソンはオリジナリティもありながらセンスもあってめちゃくちゃ良い。僕個人としてはEDの方が良かったかな。OPもEDも『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』で流してみてもいいぐらいの出来だった。
『聖女の魔力』の評価
作画 | 50点 |
世界観・設定 | 40点 |
ストーリー | 35点 |
演出 | 35点 |
キャラ | 35点 |
音楽 | 50点 |
作画
作画は現代アニメの最低ライン。
世界観・設定
とりあえず35点。
ストーリー
とりあえず35点。
演出
とりあえず35点。
キャラ
とりあえず35点。
音楽
OPもEDもセンスが感じられて良かった。僕が女子になりきって作品の魅力を理解できれば、音楽の評価ももう少し変わっていたかもしれない。
さいごに
クオリティが高いわけではないのだが、女性のアニメ好きの方々は男性に比べて購買欲が非常に強いので、ビジネス的に有利に回ることが多い。『聖女の魔力』も例外ではない。配信数はめちゃくちゃ稼げていると思うので、原作の売上も伸びたら2期制作も十分ありそう。