今回は『カノジョも彼女(以下、カノかの)』について語っていく。『カノかの』は2020年から週刊少年マガジンで連載されている漫画が原作だ。2021年8月時点では累計発行部数が100万部を突破している。
これが2021年夏クールにアニメ化される。アニメ制作会社は手塚プロダクションだ。
『カノかの』の感想
感想①:コメディに極振りしたラブコメ
僕が『カノかの』を初めて視聴して思った感想は「めちゃくちゃ」だ。「『カノかの』はラブコメを分かってない!」とまで思ってしまった。僕にとっての至高のラブコメは『俺ガイル』や『とらドラ』のようなタイプなものだったからだ。
だが、考え方を変えてみた。ラブコメはそもそもラブ”コメディ”な訳だから、めちゃくちゃなラブコメがあったって良いのだ。そう考えてみると『カノかの』を楽しむことができる。
『カノかの』はなんといっても主人公がサイコすぎる。二股を正当化しようとするし、言動も突拍子がないのでめちゃくちゃだ。だが、そのめちゃくちゃ具合が逆に面白いのだ。
感想②:作画とかは相変わらず微妙
相変わらずマガジン作品のアニメは微妙だ。『カノかの』のアニメ制作会社は手塚プロダクション、『ごとよめ1期』で作画崩壊をさせた制作会社である。
『カノかの』は目立った作画崩壊がなかったが、作画のクオリティは基本的に低い。演出も微妙だし、キャラデザも微妙だ。なんといっても、ちょっと白っぽくする色彩が僕には良く分からない。
『ごとよめ』(五等分って略すると思うけど、本記事では『ごとよめ』でいきます)の場合は、キャラが魅力的で声優陣も強かったから何とかなった感がある。だが、『カノかの』は決してそういう訳ではなかったので、本当に微妙な仕上がりになってしまった。
『カノかの』の評価
作画 | 30点 |
世界観・設定 | 50点 |
ストーリー | 60点 |
演出 | 35点 |
キャラ | 35点 |
音楽 | 60点 |
作画
作画は微妙。手塚プロダクション…。
世界観・設定
二股をギャグに振り切った世界観は面白い。
ストーリー
主人公がサイコすぎて面白かった。
演出
演出はなんとも言えない。もっと主人公をサイコに仕立て上げてもよかった。
キャラ
マガジンのラブコメにしては珍しく、キャラが微妙だった。
音楽
OPはちょっと良い。
さいごに
『カノかの』はおそらくだが、続編制作が決定すると思われる。2020年から連載を開始した作品が2021年にメディアミックスされているので、そのスピードを考慮すると、とりあえず2期までは制作すると考えていい。そこまでお金もかけてないだろうし。
続編が制作されたら一応見ておこうと思う。