やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完(俺ガイル3期)評価:感想

今回は『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完(以下、俺ガイル3期)』の感想記事です。

本記事を読むべき人
  • 『俺ガイル』が大好きな人
  • 『俺ガイル3期』を視聴した人
  • 『俺ガイル2期』は見ていて『俺ガイル3期』をまだ見ていない人

原作のライトノベルの『俺ガイル』が2019年11月に完結しました。それと同時に3期制作が決定。当時のファンは湧き上がってたでしょうね。

アニメシリーズでは『俺ガイル2期』以来です。『俺ガイル2期』は2015年放送なので5年ぶりのアニメ化。ブランクはあるはずなのにこれほどの注目はやはり『俺ガイル』だからでしょう。

そして2020年夏に放送された『俺ガイル3期』はマジで完璧でした。間違いなく21世紀最高のラブコメです。魅力ポイントはこんな感じ。

『俺ガイル3期』の魅力
  • 恋愛描写や演技が完璧
  • 作画・演出が完璧
  • 曲が完璧

それでは紹介していきます。

目次

『俺ガイル3期』は恋愛描写が完璧です

数多くのラブコメの中でも『俺ガイル』の恋愛描写は群を抜いています。ここまで完璧に表現したラブコメは中々ないですね。

切ない恋愛が見事に表現されている

『俺ガイル』は恋愛の切なさを見事に表現しています。

ラブコメというのは必ず負けヒロインがいるんですよね。そして優秀なラブコメというのは負けヒロインの恋愛描写が素晴らしい。

僕がパッと思いついたのだと『とらドラ!』ですかね。ドロドロでしたけど素晴らしい恋愛描写でした。

なんだかんだ負けヒロインが一番応援したくなります。本記事ではネタバレはしないので、誰が負けヒロインなのかとかは伏せます。

ただ、『俺ガイル』ほど負けヒロインの恋愛描写に力を入れたアニメは他にありません。間違いなく一番力が入っていました。

その場で見ているかのような声優の演技力

アニメの制作現場ではほとんどをアフレコで行っています。アフレコというのは作画に対して声優が声を入れる方法ですね。

ですが、世の中にはプレスコという方法も存在するのです。プレスコとは先に声優の声や音楽を収録してから、それに合わせて作画をするというものです。

最近だと『神様になった日』がプレスコで制作されたとのことです。プレスコは手間がかかりますが、現実に近い会話を演出することができるそうです。

アフレコ、プレスコについては別記事で紹介するとしましょう。

おそらく、『俺ガイル』はアフレコなのですが、プレスコ作品並の会話のテンポを実現しています。それこそ声優の演技力で有名な『物語シリーズ』を彷彿とさせる高度な駆け引きです。

特に比企谷八幡(CV.江口拓也)と一色いろは(CV.佐倉綾音)のやり取りは秀逸でした。

もちろん声優の演技力が大きいでしょうね。俺ガイルの声優は実力派が多いので。恋愛パートの感情が込もったセリフも心に響きます。

『俺ガイル3期』は作画と演出も完璧です

『俺ガイル』は超有名コンテンツです。その分、アニメ制作にも力が入っています。結果的に作画と演出がトップクラスのラブコメに仕上がりました。

登場人物の表情を完璧に表現

作画の基準ってよくわかりません。綺麗な作画が求められるのか、芸術的な作画が求められるのか。ダイナミックな戦闘シーンのような動きが大事なのか、ヌルヌル動くのがいいのか。

『俺ガイル』の背景の美しさはもちろん良い。もちろん良いんだけどそれ以上に『俺ガイル』は登場人物の表情が良い。

ラブコメの作画といえばやっぱり登場人物の感情表現が注目されますね。数あるラブコメの中でも『俺ガイル』はトップクラスです。

由比ヶ浜結衣はともかくとして、比企谷八幡と雪ノ下雪乃はどちらもポーカーフェイス。どのように表情を変えていくのかに注目してみると面白いですね。

このツイートの八幡、普通に泣いちゃってますけどね。笑

音楽を交えた演出も完璧でした

やっぱり名シーンには音楽が必要不可欠です。『俺ガイル3期』はラブコメの切ないパートになると1期、2期の楽曲も含めて、ピアノ調で流してきます。

こんなことされて心に響かないわけがない。作品に見入っちゃいます。

そして『俺ガイル3期』はいつも通り、EDによる特別演出を織り交ぜてきました。第4話と第11話、そして最終回ですね。

曲のクオリティはもちろん良い。それに流し始めるタイミングも素晴らしい。さらにタイトル回収は鳥肌が立ちました。

同じく2020年夏アニメである『リゼロ2期』も演出が凄かったです。『俺ガイル』は『リゼロ』とは違うタイプの演出の魅せ方を取り入れていました。こんな2つの神演出アニメが揃うクールはそう簡単にないですよ。

『俺ガイル3期』のOP・ED

『俺ガイル3期』のOP

『俺ガイル3期』のOPはやなぎなぎさんの『芽ぐみの雨』です。

©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。完

『俺ガイル』といえばやなぎなぎさん。やなぎなぎさんといえば『俺ガイル』ですね。

1期、2期に引き続きやなぎなぎさんが『俺ガイル』のOPを担当しています。

タイトルの『芽ぐみの雨『ですが、1期の『ユキトキ』、2期の『春擬き』に続いて微かに春に近づいています。

歌詞はかなり『俺ガイル』にリンクしています。そして、ぜひフルバージョンも聴いて欲しいです。

それとサビのヒロイン達のダンスが印象に残ります。Twitterでも話題になっていました。

『俺ガイル3期』のED

『俺ガイル3期』のEDは雪ノ下雪乃(CV.早見沙織)&由比ヶ浜結衣(CV.東山奈央)『ダイヤモンドの純度』です。

©渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。完

ダイヤモンドの純度を聞くと俺ガイルロスが増幅してしまいます。

『俺ガイル』のEDって、なんでこんなに青春を感じさせるんですかね。

素晴らしい曲だと思います。もちろんいつも通り、由比ヶ浜結衣と雪ノ下雪乃のそれぞれのバラードバージョンもあります。

どちらも曲調が違うんですよね。ガハマさんバージョンはギター調ですし。でもそれが良いんですよ。

やっぱり早見沙織さんと東山奈央さんのコンビは最強です!

『俺ガイル3期』のまとめ

それでは『俺ガイル3期』の魅力をまとめていきます。

『俺ガイル3期』の魅力まとめ
  • 『俺ガイル3期』はストーリーが完璧
  • 『俺ガイル3期』のクオリティも完璧
  • 『俺ガイル3期』は神曲なので完璧

「『俺ガイル』は完璧!」としか言っていませんが、間違っていないはず。

間違いなく21世紀最高のラブコメですね、現段階では。ラノベとか漫画を見ていても俺ガイルを超えるラブコメは当分出て来なそう。

『俺ガイル』の続編は制作されるのか?

『俺ガイル』のBlu-rayの初回限定版に、『俺ガイル』の3年生編が特典小説として付属されています。

このことからも「俺ガイル新が映像化される可能性もあるのではないか?」という考察がされていますね。

僕の考察ですが結論から言うと高確率で映画化されると思います。多分ですが、TVシリーズではなく劇場版だと予想しておきます。

まず、Blu-ray1巻の円盤売り上げが1万4000枚です。配信サービスもAmazonが独占配信していたので資本も十分獲得していたはず。確実に黒字化させています。

ビジネス的にはやらない方がおかしいといった感じです。

あとは『俺ガイル新』がどのようなストーリー展開かによりますね。卒業までやり切るのか、一色いろはの出番が増えるのでしょうか。

どちらにしても感動的なラストを迎えられそうです。楽しみに待っていましょう。

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