2023年7月、京都市に滞在していた僕は『夜は短し歩けよ乙女』の聖地巡礼を実施することにした。
初めて『夜は短し歩けよ乙女』を見たそのときから「はやく聖地巡礼したい!」とずっと考えていた。僕はこれまでに何度か京都に訪れたことがあるけれど、いずれも神社・仏閣を巡るだけで、京都の夜を巡ったことは一度もない。だからぜひとも京都に滞在して、京都人の夜が一体どのようなものなのかを体感したかったのだ。
『夜は短し歩けよ乙女』のアニメ聖地
『夜は短し歩けよ乙女』のアニメ聖地は京都市に点在している。特に先斗町や木屋町通りなどの夜の街が印象的で、聖地巡礼するだけで、京都人の夜のライフスタイルを体感できる。
下鴨神社
糺の森
下鴨納涼古本まつりの舞台。ていうか古本まつりのシーズンに行ってみたいな……。
出町柳駅
進々堂 京大北門前
ナカメ作戦にて登場。
阿闍梨餅本舗 満月 本店
樋口師匠おすすめの菓子屋。黒髪の乙女が立ち寄り、阿闍梨餅を購入。
百万遍交差点
黒髪の乙女の移動シーンで登場する百万遍交差点。周辺に京都大学などがあるため、たくさんの学生を見かける。
京都大学
奇天烈な演目が揃う学園祭が実施された場所。京大祭もいつか行ってみたいな。
吉田神社
パンツ総番長が願掛けをした神社。
先斗町
『夜は短し歩けよ乙女』といえば、やはりこの先斗町。御述する木屋町通りに比べると価格層が少し高めで、落ち着いた雰囲気を醸し出す飲み屋が揃っている。
木屋町通り
京都の夜といえば木屋町通り。こちらは京都版歌舞伎町みたいなものだろうか。たくさんのキャッチがいるけど、難波ほどしつこくはない。
bar moon walk 四条木屋町店
作中に登場するバー「月面歩行」のモデル。格安でお酒を飲める。ただし若者が非常に多いため、店内はかなりうるさい。
東華菜館 本店
作中で登場する内装が豪華なパーティ会場のモデルがここ。実際、本当に高価格帯。先斗町通りの入り口の目の前にある。
『夜は短し歩けよ乙女』の聖地マップ
『夜は短し歩けよ乙女』の聖地巡礼おすすめルート
『夜は短し歩けよ乙女』の聖地巡礼のおすすめルートは以下の通りだ。
- 下鴨神社周辺
- 阿闍梨餅で寄り道ながら京都大学周辺を巡礼
- 夜の先斗町と木屋町通りを楽しむ
とりあえず夜の先斗町と木屋町通りで飲み歩きするのは確定だろう。まずは気になるところにフラッと立ち寄って、2軒目にbar moon walkで飲み直すのが良さそうである。
また『夜は短し歩けよ乙女』だけでなく、同じ森見登美彦作品の『四畳半神話大系』や『有頂天家族』の聖地巡礼を同時に実施するのも悪くない。もし、森見登美彦作品の聖地巡礼を実施するなら、最低でも2泊3日は欲しいところではある。
『夜は短し歩けよ乙女』の聖地巡礼おすすめグルメ
やはり阿闍梨餅は外せない。
個人的に阿闍梨餅はめちゃくちゃ好きだ。本当に何個でも食べれるくらいサクサク食べれる。生地がめちゃくちゃモチモチでめちゃうま。
さいごに
『夜は短し歩けよ乙女』の聖地巡礼は、夜の先斗町と木屋町通りが本当に楽しい。できることなら、1人ではなく複数人で聖地巡礼を実施するといいだろう。
これは僕の憶測だけれど、想像以上に、夜の京都を知らない人は多いのではないだろうか。せいぜい京都駅前で飲むぐらい。でも、夜の京都の真髄は木屋町通りと先斗町にあると感じる。特に木屋町通りに関しては、歌舞伎町並みに眠らない。季節にもよるが、近くの鴨川で仮眠も取れる(実際、僕は鴨川で寝た)。『夜は短し歩けよ乙女』の黒髪の乙女のように、京都の夜を朝まで楽しんでみてはいかがだろうか。