ドラゴン、家を買う。(ドラ家)評価:感想→RPG風の設定が良い

星島てる
アニメ好きの20代。ライターで生活費を稼ぎながら、アニメ聖地の旅に出ている者です。アニメ作品の視聴数は600作品以上。

今回は『ドラゴン、家を買う。(以下、ドラ家)』について語っていく。『ドラ家』は月刊コミックガーデンで刊行されている漫画が原作だ。これが2021年にTVアニメ化される。アニメ制作会社はSIGNALNDだ。

目次

『ドラ家』の感想

感想①:不動産を学べる

『ドラ家』は、ドラゴンのレディが家を探すストーリーとなっている。通常、ドラゴンは強いので家を持たないらしいが、レディはとてつもなく弱い。ということで安心して暮らせる家を探し求めているのだ。そしてエルフの魔王であり建築士としても活動しているディアリアと出会い、家探しの旅に出ることになる。

こんな設定をしていることもあって、嫌でも不動産や住宅についてちょっとかじることができる。僕個人としては旅をしながら生活する予定なので、不動産を所有することにはあまり興味がないのだが、それでも不動産に関する豆知識が手に入った。
RPG風な設定で何かを学べる作品は、それなりの需要を生み出せるかもしれない。と感じさせられた。

感想②:設定は面白いが…

設定は非常に面白いし豆知識的な知識も身につくので、それはそれでいい。ただ、それに振り切っているわけでもない。

例えば『はたらく細胞』。終始、体の中のことを学びながらストーリーが展開されていく。『天デ部』も動物たちのデザインを通して生物学をそれなりにしっかり学ぶことが可能だ。ただ『ドラ家』はその点、中途半端のように思える。もっと不動産の知識全開でストーリーを展開した方がウケそうだ。でもそうなると、ドラゴンとかRPG風な設定は邪魔になるのか…。相当のアイデアセンスが必要になりそう。

『ドラ家』の評価

作画60点
世界観・設定65点
ストーリー60点
演出40点
キャラ25点
音楽70点

作画

作画は普通。戦闘シーンにも力が入ってたらシュールで良かったな。

世界観・設定

『ドラゴン×不動産』のテーマは面白い。

ストーリー

優れた設定を活かしたストーリーだったと思う。

演出

日常パートの演出に力が入っていれば…。

キャラ

僕はあまり響かなかった。女性に方が響くかも。

音楽

オーイシマサヨシのOPテーマが良かった。

さいごに

『ドラ家』の2期制作は中々厳しいように思う。アニメは空気みたいな存在で終わってしまったので、原作もそんなに売れなかったはずだ。ただ、『RPG×〇〇』のテーマは非常に参考になった。こういった作品が少しずつ増えてくるかもしれない。

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