天地創造デザイン部(天デ部)評価:感想→動物の仕組みについて学べます

今回は『天地創造デザイン部(以下、天デ部)』について語っていく。『天デ部』は月刊モーニングtwoで連載されている漫画が原作となっている。それが2021年冬クールにアニメ放送、アニメ制作会社は旭プロダクションだ。

目次

『天デ部』の感想

感想①:めちゃくちゃタメになる

『天デ部』はとにかくタメになる。設定としては“天界にいるデザイナーたちが動物たちをデザインしていく”というものになっていて、動物たちの仕組みを知ることができる。例えば、ペンギンの足は実は折りたたみ式になっていて、その理由は血流のポンプの役割を担っているからだったりする。こういう生物学における豆知識が1話あたり2,3個登場するので、『天デ部』を視聴しているだけで動物に詳しくなれる。

「そんなこと知ってどうなるの?」と思う方もいるかもしれないが、豆知識形式で学習するだけでもインスピレーションは劇的に広がっていく。そもそも『天デ部』のように「天界にいるクリエイターが動物をデザインする」という斬新な設定も、生物学をベースにした面白いアイデアだ。

インスピレーションを広げるためにも好奇心を強く持ってアニメを楽しむことは非常に重要で、点と点が繋がって意外なビジネスアイデアが生まれたりするものだ。

感想②:教育系アニメの可能性を感じる

『天デ部』には教育アニメの可能性を感じた。残念ながら『天デ部』は深夜帯の放送なので、キッズたちに見てもらうことは難しいのだが、教材アニメとして十分過ぎる内容だったのは間違いない。NHKで放送して良いと思う。

やはりアニメには教材としての可能性を感じる。子どもたちはアニメがめちゃくちゃ大好きなはずなので、自然な形で学習することができるはずだ。生物は『天デ部』、化学は『Dr.STONE』、保健体育は『はたらく細胞』、道徳は『CLANNAD』といった感じに、各科目をテーマにしたアニメを教材として展開するのも面白いかもしれない。

僕がもし校長先生になったら100%の確率でアニメを導入するだろうな。この記事を読んでいる教育関係者様、ぜひ検討してみてください。

『天デ部』の評価

作画50点
世界観・設定60点
ストーリー60点
演出50点
キャラ50点
音楽55点

作画

キッズアニメ調だが、作画は非常に安定していた。

世界観・設定

天界にいるデザイナーが実在する動物をデザインする設定。非常に面白かった。

ストーリー

1話完結型の繰り返しだが、生物関連で勉強になることが多かった。

演出

「へ〜なるほど〜」ってなるように、生物関連の知識の紹介を織り交ぜる演出のおかげで、中々飽きなかった。

キャラ

なんだかんだでキャラは魅力的。

音楽

OP・ED、どちらもセンスがあってよかった。

さいごに

『天デ部』はPrime Videoで独占配信していることもあってか、かなり高いクオリティで制作されていたように思える。Prime VideoだけではなくぜひNHKや全日帯で放送してほしいところだが、それは大人の事情で厳しそう。

2期制作が決定してもおかしくないタイトルだと思うので、気長に待とうと思う。

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