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フルーツバスケット The FInal(フルバ3期)評価:感想

フルーツバスケット3期

今回は『フルーツバスケット The Final(以下、フルバ3期)』について語っていく。『フルバ3期』は2021年春クールにて放送された。アニメ制作会社はトムス・エンタテインメントだ。

ちなみに『フルバ1期』は2019年春クールから2クール、『フルバ2期』は2020年春クールから2クールにかけて放送されていた。

『フルバ3期』の感想

ネタバレしているので、未視聴の方は気をつけてください!

感想①:クライマックスまでの追い込みが良い

『フルバ3期』は最終章ということで、クライマックスまで駆け上がるストーリーとなった。特に『フルバ』の場合、登場人物が多い上に、それぞれの登場人物でストーリーがある。それが全て描かれるので、『フルバ3期』の1クールは本当に濃密だった。

しかも、ほぼ全員がハッピーエンドになるという珍しい展開(個人的にそう感じた)を迎えた。
『フルバ』は本田透(CV.石見舞菜香)・草摩由希(CV.島崎信長)・草摩夾(CV.内田雄馬)の三角関係から物語がスタートする。しかし、『フルバ2期』で、生徒会メンバーを追加したのが良かった。これによって由希が報われる布石を作ることができたので、透&夾にフォーカスすることができている。そしてラストで由希が透に「お母さんみたいだった」というように告げ、完璧な終わり方を迎えることができた。

流石、世界一売れた少女漫画なだけある。

感想②:十二支の呪いが想像以上に切ない

十二支の人々にとって、呪いが解けることは嬉しいことのはずだった。しかし不思議なことに、呪いが解けたことによって、登場人物たちは喪失感を強く感じるのだ。

これには様々な理由がある。遠い遠い昔からの約束が由来しているのもあるし、十二支の呪いが草摩家の絆を象徴していたというのもあるだろう。どちらにせよ、呪いが解けるということは念願だったはずなのに、とても切ないことのように感じてしまった。この複雑な心情を、『フルバ3期』は上手く表現していた。

おかげさまで僕も彼ら彼女らの心情に感情移入することができて、思っていたよりも強い余韻を感じることができた。

『フルバ3期』の評価

作画70点
世界観・設定75点
ストーリー80点
演出75点
キャラ80点
音楽70点

作画

キャラデザも安定している上、背景がとても丁寧に作り込まれている。見やすかった。

世界観・設定

十二支の設定の使い方が非常に上手い。こんなに余韻を感じるとは思わなかった。

ストーリー

『フルバ3期』は1クールということで、全話良回といってもいいぐらい濃密だった。

演出

従来の泣きアニメと比べると、大人しい演出だった。『フルバ』はこれぐらいがちょうど良いかも。

キャラ

改めて振り返ってみると、『フルバ』はキャラの使い方が凄い作品だった。ここまで群像劇な作品は中々ないのでは。

音楽

OP・EDはどちらも良かった。ただ、EDの映像は半分ネタバレみたいなものだったので、もう少しフォローしてほしかった。笑

さいごに

僕は少女漫画なんか読んだことがなく、『フルバ1期』を見ていた頃はかなり退屈だった。しかし、『フルバ2期』の中盤から面白さが理解でき、『フルバ3期』はあっという間に視聴してしまった。

『フルバ』は『ARIA』のように、ヒーリングアニメーション的な立ち位置にあると僕は思う。コロナ禍だからこそ放送されるべき作品だったのだ。こんなに素敵な作品に出会えたことに感謝しつつ、約20年ぶりの『フルバ』のリメイクに携わったクリエイターに敬意を称したい。

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