ミニアニメだからって舐めたらアカン【劇場版いせかる感想】

劇場版異世界カルテット

今回は『劇場版 異世界カルテット 〜あなざーわーるど〜(以下、劇場版異世界カルテット)』について語っていく。

『異世界カルテット』は、KADOKAWAが手掛ける異世界転生アニメのクロスオーバー作品だ。具体的には『オーバーロード』『幼女戦記』『リゼロ』『このすば』、『盾の勇者の成り上がり』のキャラが、登場する。

この『異世界カルテット』のTVアニメ1期が2019年春クールで、TVアニメ2期が2020年冬クールに放送された。そして、『劇場版異世界カルテット』が2022年6月に上映される。

アニメ制作はスタジオぷYUKAIが担当している。

目次

『劇場版異世界カルテット』の感想

ネタバレしていないので、未視聴の人でも読めます。

プロモーション用のアニメとしては良い感じ

『異世界カルテット』は、KADOKAWAの異世界作品のプロモーションのためのアニメだ。これはもう間違いない。だから、そこまでお金をかけずに、かつ原作とは違った表現ができるミニアニメと相性がいい

そして『劇場版異世界カルテット』は、僕が思っている以上に、クオリティの高いものだった。満足感はかなり高め。とはいえ、通常のアニメよりは、コストが抑えられているはずである。

仮に『劇場版異世界カルテット』自体の収支が赤字でも、KADOKAWAの異世界作品のプロモーションになるので問題ない。だから『異世界カルテット』の続編は、これからもガンガン制作されるようになるだろう。

ちなみに、あの神殿っぽい建物は角川武蔵野ミュージアムだよね。笑
ところざわさくらタウンもちゃっかり宣伝してる。

『リゼロ』の続編も期待できる?

『異世界カルテット』がプロモーション用アニメだとするのなら、それぞれの作品のメディアミックスも進むはずだ。

現在、『オーバーロード』『幼女戦記』『リゼロ』『盾の勇者の成り上がり』の続編制作は決定している。その流れで考えると、『リゼロ』の続編制作が決定されるのもほぼ間違いない。

アニメの勢いは少し落ちているけれど、原作の勢いは好調だ。しかも、グッズ展開がしやすい作品でもある。ビジネス面で見ても、『リゼロ』の続編制作は、ほぼ手堅いのではないだろうか。

『劇場版異世界カルテット』の評価

作画60点
世界観・設定60点
ストーリー60点
演出60点
キャラ75点
音楽60点

作画

ぷちアニメとしてはかなり上出来のクオリティだった。戦闘シーンの臨場感もあったし、キャラの特徴もしっかり出てたし。

世界観・設定

急に異世界に転生されるというトンデモ展開。だけど、『異世界カルテット』だから気にすることはない。

ストーリー

日常シーンのストーリーは普通に楽しめた。ただ、あのキャラクターデザインでシリアスシーンは、やっぱり合わないかなぁと思う。笑

演出

クライマックスシーンの演出は中々良かった。

キャラ

やはり『異世界カルテット』の作風だと、どうしても『このすば』のメンバーが目立つ。『幼女戦記』とか『オーバーロード』のキャラが控えめな印象だった。でも、デミウルゴス(CV.加藤将之)は、大活躍してた。

音楽

ここはぜひとも『異世界カルテット』のメンバーで歌唱してほしかったなぁと思った。でも今回の主題歌の歌唱は鈴木このみ×伊東歌詞太郎で、作曲・作詞はヒゲドライバーだから、ちゃんとKADOKAWAしてる。こうやって振り返ると、KADOKAWAの音楽陣は中々強い。

さいごに

『劇場版異世界カルテット』のラストを見る限り、『異世界カルテット』はまだまだ続くようだ。TVアニメ3期なのか、新しく劇場版をやるのか分からないけど、これからも『異世界カルテット』を視聴していきたい。

この記事をシェア
目次