アニメ

【かぐや様3期感想】演出を無駄に凝るのが、日本のアニメの良いところ

かぐや様は告らせたい3期

今回は『かぐや様は告らせたい -ウルトラロマンティック-(以下、かぐや様3期)』について語っていく。

『かぐや様2期』が2020年春クールに放送された後、2022年春クールに『かぐや様3期』が放送された。アニメ制作は前作に引き続きA-1 Picturesが担当している。

『かぐや様3期』の感想

ネタバレ注意!

演出が凝りまくりでヤバい

僕は今まで、様々なアニメを視聴してきた。ここ1年間で150作品は視聴している。そしてその中でもやはり、『かぐや様3期』の演出は凄まじい。1つ1つのギャグを丁寧に演出して仕上げている。この演出を生み出すのにどれだけのお金と時間とヒトを使っているのか想像できないぐらいだ。

通常、ラブコメ系の作品は、高度な動きが要求されないため、抑えめのクオリティでコスパよく制作されることが多い。しかし『かぐや様3期』は容赦無くクオリティを突き詰める。しょうもないことにまでクオリティを突き詰める無駄な感じが、『かぐや様3期』の面白さを引き出しているのだ。こういう風に「無駄なことにクオリティを突き詰める」のが日本のアニメの面白さだったりする。

「なぜ告らせたいのか」が上手くまとめられている

『かぐや様は告らせたい』という作品は、「主人公の白銀御行(CV.古川慎)とヒロインの四宮かぐや(CV.古賀葵)が、お互いのことを好きなのだけれども、自分から告ったら負けだから、本気で告らせる」というストーリーとなっている。

この「自分から告ったら負け」というのは、ある意味、逃げみたいな印象を抱くことも多い。「ただ勇気がないだけだろ」とか「めちゃくちゃウブじゃん」みたいなイメージがある。そしてそれを上手くギャグに転換しているのが『かぐや様』の基本的な流れだ。

しかし『かぐや様3期』では、「なぜそこまでして告らせたいのか」という部分が深掘りされていた。特に白銀がかぐやに告らせたい理由が素敵だった。「ここで俺が告ったら、お前の隣に並べない気がする」みたいな感じだったはず。これはこれで良い感じに着地できたんじゃないだろうか。

『かぐや様3期』の評価

※個人的な評価です

作画85点
世界観・設定80点
ストーリー85点
演出90点
キャラ85点
音楽75点

作画

作画のレベルは非常に高いと思う。ラブコメって普通、作画カロリーが少なくて済むはずだ。けど『かぐや様3期』は良い意味で無駄にクオリティが高かった。

世界観・設定

「告らせたい=勇気がない」というネガティブイメージを払拭するかのような設定だった。なんだかんだで他のラブコメにはない要素だよなぁ。

ストーリー

ストーリーがとにかく面白い。特にギャグが最高すぎる。文化祭編は一応シリアスパートなのだけれども、今までのシリアスパート(花火大会とか文化祭とか)よりもギャグ重視だったのが個人的によかった。やっぱり『かぐや様』はギャグ命なのだ。

演出

『かぐや様3期』の最大の特徴が演出だ。TVアニメにしかできない演出を取り入れることで、漫画とは違った面白さを生み出すことに成功している。だから原作勢でもアニメを見ちゃうんだよな。

キャラ

1期、2期、3期と視聴するたびに、キャラに対する思い入れがどんどん強まっていく……。なんだかんだでサブキャラがいい感じなんだよね。つばめ先輩とか。

音楽

OPは相変わらずの鈴木雅之。EDは最近ノってきている鈴木愛理を起用。最終回の挿入歌で『センチメンタルクライシス』を選択したのはNiceだと思う。

さいごに

『かぐや様』はなんと、続編制作が決定したとのこと! めちゃくちゃ嬉しい!

『かぐや様3期』はそれなりにキリ良くストーリーが終わるので、ここでアニメ制作を終了する選択もあったはずだ。しかし、原作の売上が好調で、アニメ関連の売り上げもかなり好調となっている。

この段階で続編制作を決定するということは、売上の目処が立たなくなるまではアニメ制作が続くということになると考えていいだろう。つまり、お金を生み続けることができれば、完結まで描かれることも十分考えられる。

これで当分は笑いに困らないな…。

『2021年のアニメ論』を出版しました

2021年のアニメ論

当ブログでは我慢できず、ついにKindle出版してしまった。タイトルは『2021年のアニメ論』。2021年に公開されたアニメから、僕が感じたことを文字にしてみた。

価格は100円。そしてKindle Unlimitedに登録しているので、加入者は無料で読める

僕の視点から見た世界『2021年のアニメ論』を、ぜひ最後まで読んでみてほしい。