こんにちは、てるくんです。
今回は通称「このすば」こと、「この素晴らしい世界に祝福を!」の感想の記事です。
友人にとりあえず見ておけ、と言われて見始めました。
まさにコメディ全振りの異世界ファンタジー系アニメで、コメディのジャンルであればナンバーワンに最も近いアニメです。
このすばはコメディ全振りのRPG
異世界系の中でも異質?
このすばは最近流行っているジャンルである異世界RPG系のアニメです。
そしてちゃんと魔王を倒すという目的もあります。
しかし、全てコメディ展開で進んでいきます。
例えば、『このすば』のキャラクターも登場している『異世界カルテット』で出てくる『リゼロ』『オーバーロード』『幼女戦記』はいずれもほとんどがシリアス展開で、しかもかなり残酷です。
ですが、このすばにシリアス展開は一つもありません。
- 主人公は相当残念な死に方をしていて未練を持つレベルなのにコメディ展開
- 仮に異世界で死んだとしても女神によって生き返るから死ぬことによるシリアス展開もない
- これらの点からバトル展開もシリアス要素は一つもなく、コメディ全開
全てコメディで持っていきます。
ここまでシリアス展開0で進行するアニメは珍しいです。
最近だと『防振り』などですかね。
コメディ寄りの作画
前回投稿した『慎重勇者』の感想でも言いましたが、『このすば』も「作画が好きじゃない」という意見が結構あります。
ただ、コメディ系のアニメは感情を崩して表現した方が笑いを取れるので、ある程度作画が乱れてもしょうがないところだと思います。
特に異世界系は非現実なジャンルのため、他のアニメと比べてリアリティを求める必要もなさそうです。
それに僕はこのすばの作画は結構好きで、動きとかかなり細かく表現されていると思います。カズマのスティールの指遣いは最高。
このすばのヒロインはみんな惜しい
主人公・カズマ(CV.福島潤)
本名は佐藤和真で職業は「冒険者」です。
ただ基本的に「クズマ」「カスマ」と悪口を言われるようなキャラですが、なんだかんだでいいやつです。
身内や知っているキャラに対しては当たりが強いですが、常識の範囲内で人目を確認しながら生活はします。
女神様?・アクア(CV.雨宮天)
アクアは職業は「アークプリースト」という上位職で一応女神様です。
通称「駄女神」ということで、そこらへんのニートと同じようなだらしない性格をしています。
見た目は可愛いですがだらしない性格なのでシュワシュワ(現実世界でのビールのようなもの)を飲みすぎてリバースしちゃったりします。
それとよく泣きます。
ただCVの雨宮天さんの声が可愛すぎるのもあって、人気は結構あると思います。
中二・めぐみん(CV.高橋李依)
めぐみんは上級職の「アークウィザード」で紅魔族と呼ばれる魔法使いにおけるエリート種族出身ですが、「厨二病」です。
しかも、使える魔法もドラクエでいうマダンテみたいなものしか使うことができず、単発打ってしまうとダウンしてしまいます。
見た目は割と普通なんですけど無難に可愛いですね。
声優も高橋李依さんということで、ファンもかなりいます。
僕の体感だとめぐみん派が圧倒的に多い気がします。
マゾ体質・ダクネス(CV.茅野愛衣)
ダクネスは上級職の「クルセイダー」で、強固な守備力と豊富な体力を持っていますが、ドM体質です。
それと攻撃の命中率が著しく低いです。
つまり盾としか利用価値がなく、しかも攻撃を受けると喜ぶので本当にどうしようもないです。
個人的にはキャラの立ち位置がしっかりしていると感じています。
このキャラ設定なので敵がきたらとりあえずぶつけとけば勝手に笑いを生むことが出来ます。
それと身分としては一応、貴族っぽいですね。
ただ、本人はあまり権力を行使することを好んでいないようなので普通に見守っておけばOKです。
主人公のカズマはともかく、ヒロインは見た目はいいんですけど、残念な設定を持っています。
しかし、この設定がこのすばの圧倒的な支持に繋がっているのは間違いなしです。
一つビジネス的な観点でいうと、キャラが強いアニメはメディアミックス化しやすいメリットがあります。グッズ化しやすいですし、ゲームでも売り上げを伸ばしやすいそうです。実際に、このすばのスマホゲームである「このファン」はかなり売れていますね。
このすばのOPとED
OP
このすばのOPは「Machico」さんの「fantastic dreamer」です。
第一話では最後に流れるパターンのスタートの仕方をしたのですが、これから冒険が始まることが楽しみな雰囲気が伝わってくる曲でした。
歌詞もこのすばの楽しい雰囲気とリンクしています。
それとアニメーションが見てて飽きないです。
僕はこのすばを一気見で見たのですが、一回もスキップすることなく全部見ました。
ED
このすばのEDはアクア(CV.雨宮天)、めぐみん(CV.高橋李依)、ダクネス(CV.茅野愛衣)の「小さな冒険者」です。
聞けばわかると思うのですが、冒険が終わって帰宅するところを表現しています。
なんといっても歌っているこの3人の声質がいいです。
毎日、本当に楽しく生活しているんだなと思います。
この世界だったら異世界召喚されてみたいかもしれません。笑
©2016 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば製作委員会