こんにちは、てるくんです。
今回は通称「俺妹」こと「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の1期の感想記事です。
俺妹は2010年の秋クールに放送されていたということで、10年ぐらい月日が流れているんですね。
それでも人気度は高く、いまだに原作のifルートが2020年から刊行されます。
アニメ界における影響力も大きかった俺妹。
その魅力に迫っていこうと思います。
俺妹はキャラ重視のアニメ
ストーリーに賛否両論
俺妹は正直ネットではストーリーに対する意見が厳しいです。
どうしても行き当たりばったりというか、急すぎる展開が多いのは否めないところです。
アニメを否定的に見ることが少ない僕ですが、俺妹のストーリー展開には逆に笑ってしまいました。(それはそれで楽しめた)
俺妹は本放送では原作通りにやらずに、本当の最終回をTRUE ROUTEという形でWeb配信していました。
そしてTRUE ROUTEが僕にとっては怒涛の展開でしたが、原作改変ではなかったのだなとわかりました。
「ということはラノベの段階でぶっ飛んだストーリー展開だったのか」と驚きましたが、それでも楽しめました。
そもそもストーリーよりもキャラを重視している作品であることがわかったので純粋に楽しむことができました。
キャラがとても魅力的
俺妹はやはりキャラがとても強いです。
まず主人公の高坂京介(CV.中村悠一)です。
京介に関してはハーレム系ラブコメの主人公ということで基本的には普通の高校生です。
ただ、相当シスコンなのは間違い無いです。
ここまでの妹愛を見せられたので、作品に入り込んでしまいました。
そして京介の妹でありメインヒロインの高坂桐乃(CV.竹達彩奈)です。
「ザ・ツンデレ」にふさわしいツンデレキャラで妹属性も持っています。
ツンデレといっても1期ではほとんどツンで、デレは全然見せてこないです。
ちなみに声優である竹達彩奈さんはSAOの妹キャラであるリーファ(桐ヶ谷直葉)も演じています。
次は黒猫(CV.花澤香菜)です。
黒猫という名前はハンドルネームであり、本名は五更瑠璃です。
いわゆる中二病キャラです。
ガッツリ中二病キャラで価値観の違いで桐乃とよく喧嘩しているキャラです。
1期では目玉となる出番はありませんが2期からかなり重要な立ち位置になりますので注目のキャラの一人です。
最後に新垣あやせ(CV.早見沙織)です。
圧倒的にショート派のてるくんですが、俺妹ではあやせ派です。
あやせは桐乃と以前から友好関係を持っていて、1期の段階で桐乃の親友と呼べる立ち位置です。
1期では少しイザコザもありましたが、おそらく俺妹の中では一番まともなキャラだと思います。
あやせも黒猫同様、2期から大活躍するキャラです
俺妹のOP・EDは粋が感じられる
OP
俺妹のOPはClariSさんの「irony」です。
「irony」はClariSのデビュー曲となっています。
当時中学生だったということが驚きです。
俺妹は放送前から注目されていたため、ここで中学生ユニットを起用したのは英断ですね。
「irony」はClariSらしいファンシーな雰囲気で歌詞も俺妹らしいものになっています。
それと俺妹は毎回OPの映像を変えています。
そのため一気見するときはOPスキップをしないようにしましょう。
ED
俺妹のEDはなんと毎回曲を変えています。
以下の公式サイトでEDの映像とエンドカードを公開しています。
https://www.oreimo-anime.com/1st/special/index.html
とあるシリーズとコラボしていたのは知らなかったです。
Webで楽曲を募集してその今日をキャラを演じる声優に歌ってもらってそのままEDに起用しています。
EDのイラストもWebで一般募集して使用しています。
当時、オタクという言葉が全盛期であった一方、オタクの印象が悪くなっていました。
本作もそれをテーマにしているところがありますが、オタク愛を感じさせる粋な計らいをOP・EDで見せてくれます。
2010年ごろはボーカロイドやニコニコ動画が流行していて、楽曲制作が盛んになり始めた時期でした。
様々なメディアを巻き込んで制作された俺妹だからこそ、ここまでの影響力を持つようになったといえるでしょう。
俺妹がアニメ界に与えた影響
現代アニメの長文タイトルを確立
現代アニメでは長文タイトルが当たり前になっています。
この長文タイトルを確立させたのば俺妹のブレイクがきっかけなのは間違い無いでしょう。
僕が紹介しているアニメの中だと、
「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。」
「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。」
「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」
があります。
どれも文章のようなタイトルですが、どんなテーマなのかすぐわかりますよね。
制作年代から見ても俺妹が制作された2010年以降からこの長文タイトルが増えてきています。
長文タイトルは一般人とアニメ好きの壁を作っているような気がしますが、この長文タイトルがまたいい味を出すんですよね。テーマや印象がすぐわかるので、他のメディアでも長文タイトルを採用するべきだと思います。
ClariSをデビューさせた
ClariSをデビューさせたのはアニメ界において大きな影響を与えています。
中学生であるClariSを起用していなかったら、「魔法少女まどか☆マギカ」が神アニメになり得なかったかもしれないからです。
まどマギはストーリー・キャラ・作画が良質なのはもちろんですが、ClariSの曲がまどマギの世界観を引き立てたのが、大ブレイクの大きなきっかけになっています。
現在でもまどマギは影響力を持っていて、パチンコ・スロットマシーンでも影響力を持っています。
ClariSがいなかったらアニメ界が残した宝でもあるまどマギをここまで成長させることができなかったと思います。
中学生ユニットを起用した制作人の英断に感謝です。
©伏見つかさ/アスキー・メディアワークス/OIP