ゆるキャン△SEASON2(ゆるキャン2期)評価:感想→伊豆観光したくなる

星島てる
アニメ好きの20代。ライターで生活費を稼ぎながら、アニメ聖地の旅に出ている者です。アニメ作品の視聴数は600作品以上。

今回は『ゆるキャン△SEASON2(以下、ゆるキャン)』について語っていく。

TVアニメ第1期が2018年冬クールに放送されたが、その3年後となる2021年冬クールに放送された。アニメ制作会社やスタッフもほぼ変わらず、期待値はかなり高かった作品とも言える。

目次

『ゆるキャン2期』の感想

感想①:超・ド安定のクオリティ

思えば2021年冬クールは大豊作だった。『五等分の花嫁2期』『呪術廻戦』のような漫画界のビッグタイトル、『転スラ2期』、『リゼロ2期』のようなラノベ界のビッグタイトルもあり、『弱キャラ友崎くん』、『ホリミヤ』といった期待の新作、『ワンエグ』や『PUI PUI モルカー』といったダークホース作品、そして『ウマ娘』といった社会現象アニメなど、とにかく様々な話題作が放送されていたクールだ。
その中でも、日常系アニメの中でも最高峰に君臨する『のんのんびより3期』と『ゆるキャン2期』はとにかく安定していた。先程挙げた話題作はストーリーやクオリティにメリハリがあるため、毎回毎回安定していたとは言い難い作品もあった。だが、『のんのんびより3期』『ゆるキャン2期』のような日常アニメは良くも悪くもフラットなストーリー展開なので、毎話安定したクオリティで制作されていくのだ。

『のんのんびより3期』は完結することもあって「終わってほしくない」という気持ちもありだんだん鬱になっていったのだが、『ゆるキャン2期』はまだまだ続いていくことがほぼ確定している状態なので、とても安心して視聴することができたのだ。作画はぬるぬる動いているわけでもないけど、キャラデザが崩れることもなくコンスタントに制作されてるのも高評価だ。

感想②:アニメツーリズムとの連携に特化した内容

『ゆるキャン2期』は漫画原作なので、アニメ制作の段階でストーリーが制作されているわけではない。だが、『ゆるキャン2期』はあまりにもアニメというコンテンツに相性の良いストーリーとなっている。なぜならアニメツーリズムの連携に特化しているからだ。

『ゆるキャン2期』の後半では伊豆キャンプが取り上げられていた。そしてキャンプだけではなく、伊豆のジオサイトについて取り上げられていたのだ。実は伊豆では、“伊豆半島ジオパーク”ということで変わった地形が多く存在する。多くの人には知られていないと思うのだが、『ゆるキャン2期』を視聴して初めてジオサイトというものを知った人も多いだろう。アニメ聖地巡礼をする際に、伊豆半島ジオパークのジオサイトを周回するアニメファンが一定数出てくると思う。

といった感じに『ゆるキャン2期』はアニメツーリズムとの連携が非常にやりやすい。アニメファンにはもちろんのこと、地元からの支援も得やすい作品なのだ。特に静岡や山梨では富士山がどうしても注目されてしまうのだが、その周りの地域にも火山地帯特有の魅力が詰まっている。一度行ってみると案外面白いかもしれない。

『ゆるキャン2期』の評価

ここでは『ゆるキャン2期』のクオリティについて、私見たっぷりで評価していく。

作画85点
世界観・設定85点
ストーリー85点
演出80点
キャラ90点
音楽75点

作画

日常系アニメは、どれだけ安定しているかが肝だが、『ゆるキャン2期』はド安定。安心して見れた。

世界観・設定

『ゆるキャン2期』になると、キャラたちも本格的なキャンプをするようになるので、見ごたえがある。

ストーリー

ストーリー全体の流れが良かった。過去のエピソードも上手く活用されているのも高評価だ。段階をしっかり作っている印象がある。

演出

演出は控えめだが、その分風景の雄大さが目立つ。できるだけ自然体で制作しているように思える。そうなると無駄な演出は不要だろう。

キャラ

『ゆるキャン2期』になると、視聴者のキャラへの愛情が増していく。これが日常系アニメの醍醐味だ。ちなみにを言うと、僕は志摩リンと斉藤恵那が推しだ。

音楽

OP・EDはやっぱり最後まで好きになれなかった。といっても『ゆるキャン2期』に合致している歌詞、メロディーなのは間違いない。作品をしっかり引き立てている。

さいごに

『ゆるキャン』は2022年に劇場版が上映されることが決まっている。僕は原作を読んでいないのでどのような内容なのかはわからないが、気長に待ちたいと思う。

それとやっぱり『ゆるキャン』を見ていると聖地巡礼しながらキャンプしたくなる。冬はちょっと寒いので春・秋を狙って友人とキャンプしてみようと思う。

https://terukun.blog/yurucamp-movie/
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