今回は『ご注文はうさぎですか?BLOOM(以下、ごちうさ3期)』について語っていく。『ごちうさ2期』が2015年秋クール、『映画ごちうさ』が2017年、『ごちうさOVA』が2019年に発売され、そして2020年秋クールに『ごちうさ3期』が放送される。アニメ制作会社はエンカレッジフィルムズだ。
『ごちうさ3期』の感想
感想①:感動要素が強くなる
『ごちうさ3期』になると感動要素が強くなってくる。今までほのぼの日常が描かれた『ごちうさ』だが、『ごちうさ3期』ではチノ(CV.水瀬いのり)を深堀りしたストーリーとなってきた。
特に印象的だったのが、ハロウィン回。チノのお母さんのサキ(CV.水樹奈々)と思われる幽霊が登場するのだ。その幽霊がココア(CV.佐倉綾音)にマジックを教えてあげ、ココアがそれをチノに披露する。そこでチノはお母さんとの記憶を思い返すのだ。
『ごちうさ3期』が良いのは、決して視聴者を泣かせにこないところだ。本気を出せば涙を誘う演出もできただろうが、そうではなくあくまでも日常系アニメとして、笑顔に持っていく。まあ、泣き演出がなくても泣いてしまう視聴者が続出したとは思うけど。笑
感想②:アニメ制作会社が変更になったが…
『ごちうさ2期』まで制作を担当していたWHITE FOXからエンカレッジフィルムズに変更となってしまったが、クオリティが落ちることはなかった。むしろ、マクロ的にアニメ制作の技術が向上したということで、『ごちうさシリーズ』の中でも最も高いクオリティで制作されていたような気がする。
それよりも声優の演技のブランクの方が問題だった。特にチノの違和感が強い。
確かにチノの声って難しそうだなとは思う。時間が経てば経つほど出しづらくなる声質なのは間違いない。一方でココアは相変わらずの演技で安心した。流石佐倉綾音って感じ。
『ごちうさ3期』の評価
作画 | 75点 |
世界観・設定 | 70点 |
ストーリー | 78点 |
演出 | 75点 |
キャラ | 85点 |
音楽 | 85点 |
作画
作画はいつも通り。むしろ今までの中で一番良かったかもしれない。
世界観・設定
ハロウィンの雰囲気がめちゃくちゃ良い。
ストーリー
特に終盤のストーリーが良かった。泣きそうになる。
演出
一番最後の演出はジーンときた。日常シーンの演出も流石ごちうさ。
キャラ
キャラはいつも通り最高。声優の演技にブランクを感じたがちょっとあれだけど。
音楽
OP・EDが良い。