物語シリーズを見る順番は時系列ではなく放送順がおすすめ!【徹底解説】

『物語シリーズ』視聴順
星島てる
アニメ好きの20代。ライターで生活費を稼ぎながら、アニメ聖地の旅に出ている者です。アニメ作品の視聴数は600作品以上。

視聴順がややこしいアニメとして真っ先に挙がるのが『物語シリーズ』だ。しかしこの視聴順のややこしさが『物語シリーズ』の魅力の一つでもあるので、正しい順番で視聴したいところである。

ということで本記事では『物語シリーズ』を全話視聴し、原作小説のファンでもある僕が、『物語シリーズ』のおすすめの視聴順を徹底解説していこうと思う。

目次

『物語シリーズ』の概要

『物語シリーズ』の視聴順を解説する前に、まずは大まかなシーズンを紹介していく。『物語シリーズ』のシーズンは以下の通りだ。

  • ファーストシーズン
  • セカンドシーズン
  • ファイナルシーズン
  • オフシーズン
  • モンスターシーズン

それぞれ解説していく。

ファーストシーズン

ファーストシーズンは『化物語』『偽物語』『傷物語』『猫物語(黒)』で構成されている。

主人公の阿良々木暦と6人のヒロイン(ひたぎ、真宵、駿河、撫子、翼、忍)との出会い、それから2人の妹(火憐、月火)について描かれている。視点は主人公の阿良々木暦だ。時系列としては阿良々木暦が高校3年生になる春休みから夏休みの始めが描かれる。

セカンドシーズン

セカンドシーズンは『猫物語(白)』『傾物語』『囮物語』『鬼物語』『恋物語』『花物語』で構成されている。

ファーストシーズンで登場した6人のヒロインがより深掘りされている。またファーストシーズンとは異なり、必ずしも阿良々木暦視点というわけではなく、様々なキャラによる視点で描かれているのが特徴だ。

時系列としては、阿良々木暦の卒業後を描いた『花物語』を除き、基本的には阿良々木暦の2学期から3学期までが描かれる。

ファイナルシーズン

ファイナルシーズンは『憑物語』『暦物語』『終物語』『続・終物語』で構成されている。

ファイナルシーズンでは再び阿良々木暦視点が中心となり、物語の終わりを描くにあたって阿良々木暦自身が深掘りされるストーリーとなっているのが特徴だ。

時系列としては3学期や卒業式前後に描かれるが、『暦物語』は阿良々木暦の1年間を総復習する流れになっていたり、『終物語』では2学期でのエピソードが語られたりした。

オフシーズン以降はアニメ化されていない

ファイナルシーズンが終了した後、『物語シリーズ』はオフシーズン、モンスターシーズンへと続いていく。しかし『物語シリーズ』がアニメ化されたのはファイナルシーズンまでで、オフシーズン以降はアニメ化されていない。

ちなみにオフシーズンでは『物語シリーズ』の裏話、600年前の前日譚、暦の高校卒業後など、時系列はバラバラとなっている。また、モンスターシーズンでは阿良々木暦の大学生編と千石撫子の洗人編が描かれる。

『物語シリーズ』のおすすめの視聴順は?

『物語シリーズ』の視聴順の候補としては以下の3つが考えられる。

  • 放送順
  • 時系列
  • 原作の刊行順

この中で僕が最もおすすめするのは、やはり放送順だ。いや、絶対に放送順で見てほしい。なぜならアニメ制作陣が、放送順に合わせる形でストーリーを構築しているためだ。

【一番おすすめ!】放送順で視聴する

『物語シリーズ』の放送順は以下のようになっている。

  1. 化物語
  2. 偽物語
  3. 猫物語(黒)
  4. 〈物語〉シリーズ セカンドシーズン
  5. 憑物語
  6. 終物語(上・中)
  7. 暦物語
  8. 傷物語
  9. 終物語(下)
  10. 続・終物語

まずは基本的にこの順番で視聴することをおすすめする。なぜなら制作陣が、この順番で視聴することを前提に伏線を張り巡らせているからだ。この順番で視聴することで見えてくるメッセージも多くある。だからとりあえず、まずは放送順で視聴するのがおすすめだ。

【二周目だったらアリ?】時系列で視聴する

『物語シリーズ』の時系列は以下のようになっている。

  1. 傷物語 こよみヴァンプ……3月25日(阿良々木暦の高校2年生の春休み)
  2. 猫物語(黒) つばさファミリー……4月29日(ゴールデンウィーク)
  3. 化物語 ひたぎクラブ……5月8日
  4. 化物語 まよいマイマイ……5月14日
  5. 化物語 するがモンキー……5月22日
  6. 化物語 なでこスネイク……6月11日
  7. 化物語 つばさキャット……6月13日
  8. 偽物語 かれんビー……7月29日
  9. 偽物語 つきひフェニックス……8月14日
  10. 傾物語 まよいキョンシー……8月20日
  11. 鬼物語 しのぶタイム……8月21日
  12. 終物語 しのぶメイル……8月23日
  13. 猫物語(白) つばさタイガー……8月21日〜24日
  14. 終物語 おうぎフォーミュラ……10月24日
  15. 終物語 そだちリドル……10月24日
  16. 終物語 そだちロスト……10月24日
  17. 囮物語 なでこメドゥーサ……10月31日
  18. 恋物語 ひたぎエンド……1月1日
  19. 憑物語 よつぎドール……2月13日
  20. 暦物語 こよみナッシング……2月下旬
  21. 暦物語 こよみデッド……3月13日
  22. 終物語 まよいヘル……3月14日
  23. 終物語 ひたぎランデヴー……3月14日
  24. 終物語 おうぎダーク……3月14日
  25. 続・終物語 こよみリバース……3月16日
  26. 花物語 するがデビル……4月9日〜21日(阿良々木暦高校卒業後)

時系列で視聴する場合の注意点としては以下の2つだ。

時系列で視聴する場合の注意点
  • ストーリーの理解度を重視したいのであれば、しのぶタイム→しのぶメイル→つばさタイガーの順番で視聴する
  • 物語の復習を兼ねる『暦物語』は、時系列を気にせずに普通に一気見すべし

時系列で視聴する際に厄介になるのが『しのぶタイム&しのぶメイル』『つばさタイガー』だろう。8月21日から8月24日の間は、忍野忍サイドと羽川翼サイドの2つの軸でストーリーが進むからだ。

ただ、時系列で視聴したい理由が「ストーリーをスムーズに理解したい」ということなのであれば「しのぶタイム&しのぶメイル→つばさタイガー」の順番で視聴することをおすすめする。なぜならその前の『まよいキョンシー』の続きとして『しのぶタイム』が描かれるからだ。

また、『暦物語』は阿良々木暦の1年間を復習する物語となっている。これも時系列を気にしだすとキリがないため、ストーリーを復習する感覚で『暦物語』の全12話を一気に視聴した方がいいと思われる。

【原作小説を読んだ方がいい】原作の刊行順で視聴する

『物語シリーズ』の原作の刊行順は以下のようになっている。

  1. 化物語
  2. 傷物語
  3. 偽物語
  4. 猫物語(黒)
  5. 猫物語(白)
  6. 傾物語
  7. 花物語
  8. 囮物語
  9. 鬼物語
  10. 恋物語
  11. 憑物語
  12. 暦物語
  13. 終物語
  14. 続・終物語

アニメの放送順と原作の刊行順とで異なるのは以下の3点だ。

アニメと原作小説の順番の違い
  • 傷物語(アニメは暦物語の次)
  • 花物語(アニメはセカンドシーズンのラスト)
  • 暦物語(アニメは終物語(上・中)の後)

なぜアニメが原作小説とは違う順番で放送されたかを解説するとネタバレになるので、ここでは解説しない。

ただ少なくとも、この順番でアニメを視聴するぐらいだったら、普通に原作小説を購入して読んだ方がいいと思われる。

まとめ

それでは本記事をまとめてみる。

本記事のまとめ
  • 『物語シリーズ』は放送順で視聴すべき
  • 『物語シリーズ』の2周目での視聴の際は時系列順でもアリ
  • 原作順で視聴するなら、普通に原作小説を読んだ方がいい

『物語シリーズ』を視聴するのであれば、U-NEXTかdアニメストアがおすすめだ。NetflixやPrimeVideoだと、なぜか『憑物語』などが視聴できない。

『物語シリーズ』を全部視聴しようと思うと長い旅になるが、個人的にもとてもオススメの作品だ。ぜひ最後まで視聴してみてほしい。

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『物語シリーズ』の感想記事はこちら(放送順)

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