『ぼっち・ざ・ろっく!』と『けいおん!』を徹底比較してみた!

ぼっち・ざ・ろっく! VS けいおん!

2022年秋クール。衝撃的な作品が登場した。『ぼっち・ざ・ろっく!』だ。

2022年は『着せ恋』や『リコリコ』など、たくさんの話題作が生まれた年だ。だが、それらの勢いを『ぼっち・ざ・ろっく!』が全て持っていってしまった。

こんな感じにアニメヲタクの中で話題沸騰中の『ぼっち・ざ・ろっく!』。思えば約10年前、似たようなアニメ作品が社会現象を巻き起こしていた。そう、『けいおん!』だ。

この2つの作品は、類似点があまりにも多すぎるため、『ぼっち・ざ・ろっく!』は令和版『けいおん!』と呼ばれることもある。

そして僕は『けいおん!』が大好きだ。人生観に影響を与えたアニメだといっても過言ではないし、実際に多くの人々の人生を変えていると思う。

だからどうしても、『けいおん!』と『ぼっち・ざ・ろっく!』を比べてしまう自分がいる。本当はアニメ作品同士を比べてもしょうがないのだけど、やはり気になるものは気になる。

そこで本記事では、『ぼっち・ざ・ろっく!』と『けいおん!』を徹底的に比較していこうと思う。一種のエンタメとして最後まで読んでいただけると幸いだ。

本記事の構成
  • 類似点・相違点・比較の3つの章分け
  • 類似点・相違点は客観的事実をベースに紹介
  • 比較は可能な限り客観的意見を取り入れつつ、僕自身の見解を説明
目次

『ぼっち・ざ・ろっく!』と『けいおん!』の類似点

まずは『ぼっち・ざ・ろっく!』と『けいおん!』の類似点を紹介する。類似点は以下の通りだ。

  • 芳文社で”きらら作品”
  • どちらも軽音楽がテーマ
  • キャラ名のモチーフが、実在するバンド

それぞれ詳しく解説していく。

芳文社で”きらら作品“

『ぼっち・ざ・ろっく!』と『けいおん!』は、どちらもきらら作品だ。

まず『けいおん!』は2007年から『まんがタイムきらら』で連載を開始している。そして2010年に完結した。

一方の『ぼっち・ざ・ろっく!』も、『まんがタイムきららMAX』で2018年から連載を開始している。そして現在も連載中だ。

“きらら作品”といえば、JKのほのぼのとした日常が最大の特徴となっている。そして『けいおん!』も『ぼっち・ざ・ろっく!』も、”きらら”の系譜をしっかり受け継いだ作風だ。

どちらも軽音楽がテーマ

『けいおん!』と『ぼっち・ざ・ろっく!』の最大の類似点は、軽音楽(ガールズバンド)がテーマになっていることだ。

『けいおん!』は桜高軽音部に所属する4人+1人が放課後ティータイムという名称で活動している様子が描かれている。

一方の『ぼっち・ざ・ろっく!』は軽音部ではなく、ライブハウスでの活動を中心に描かれる。だが、軽音楽をテーマにしていることに変わりはない。

この『きらら×軽音楽』というのが、『ぼっち・ざ・ろっく!』が令和版『けいおん!』と呼ばれる最大の要因となっている。

キャラ名のモチーフが、実在するバンド

『けいおん!』も『ぼっち・ざ・ろっく!』も、主要人物のキャラ名が、実在するバンドのメンバーがモチーフとなっている。

まず『けいおん!』は『P-MODEL』というバンドの名前がモチーフとなっているようだ。

放課後ティータイムP-MODEL
平沢唯平沢進
秋山澪秋山勝彦
田井中律田井中貞利
琴吹紬ことぶき光
中野梓中野照夫

一方の『ぼっち・ざ・ろっく!』は『ASIAN KUNG-FU GENERATION』がモチーフになっている。

結束バンドASIAN KUNG-FU GENERATION
後藤ひとり後藤正文
伊地知虹夏伊地知潔
山田リョウ山田貴洋
喜多郁代喜多建介

珍しい苗字も含まれているので、ほぼ間違いなく、それぞれの実在するバンドのメンバーが、キャラ名のモチーフになっていると考えていいだろう。

『ぼっち・ざ・ろっく!』と『けいおん!』の相違点

一方で、『ぼっち・ざ・ろっく!』と『けいおん!』の相違点はこんな感じだ。

  • アニメ制作会社
  • 音楽会社及び音楽性
  • 軽音楽のリアル度
  • キャラ設定

それぞれ詳しく見ていこうと思う。

アニメ制作会社

『ぼっち・ざ・ろっく!』と『けいおん!』のアニメ制作会社は以下の通りである。

『ぼっち・ざ・ろっく!』『けいおん!』
CloverWorks京都アニメーション

まず、CloverWorksはアニプレックスの子会社として設立されたアニメ制作会社だ。代表作としては以下の作品がある。

一方、京都アニメーションは1980年ごろに事業を開始した比較的老舗のアニメ制作会社で、アニメファンから極めて高い信頼度を得ているアニメ制作会社だ。代表作としては以下の作品がある。

2022年現在では、CloverWorksの方が勢いを感じられる。一方で京都アニメーションは2000年代後半の全盛期に比べると勢いに欠けるが、クオリティの高さは相変わらずの印象がある。

音楽会社及び音楽性

アニメ作品の主題歌や劇伴は、基本的に音楽会社が制作している。『ぼっち・ざ・ろっく!』と『けいおん!』の楽曲を制作している音楽会社は以下の通りだ。

『ぼっち・ざ・ろっく!』『けいおん!』
アニプレックスポニーキャニオン

アニプレックスはソニーミュージックの子会社であるため、ソニーミュージック所属のアーティストを起用できるのが強みだ。そして『ぼっち・ざ・ろっく!』では、KANA-BOONTHE YOUTHなどの有名アーティストが楽曲を制作している。そのため、アニメソングというよりは正統派ロックのような雰囲気が強い音楽性となっている。

一方のポニーキャニオンは、実質的にはフジテレビの会社だ。そして『けいおん!』はOP・ED・主題歌で音楽性がやや異なる。ざっとこんな感じだ。

  • OPは平沢唯のゆるふわボイスをベースにした異次元演奏の電波ソング
  • EDは秋山澪ボーカルによる正統派ロック
  • 挿入歌は高校生レベルでも演奏可能なメロディーで歌詞が超メルヘン

そのため『ぼっち・ざ・ろっく!』に比べて『けいおん!』の方が「THE アニソン」という感じではある。

軽音楽のリアル度

『ぼっち・ざ・ろっく!』と『けいおん!』は、どちらも軽音楽をテーマにした作品だ。しかし、軽音楽の描かれ方については大きな違いがある。具体的にはリアル度に大きな違いがあるように思える。

まず『ぼっち・ざ・ろっく!』はライブハウスを舞台にしている。そのため、自身のライブのチケットを自腹で購入してから知人に売り捌くシーンや、キャラの成長、人間関係の進展がかなり鮮明に描かれている。また、バンド演奏の難しさもそれなりに触れられていて、ときにはシリアスな展開にも突入する。

一方の『けいおん!』は高校の部活動が舞台になっている。そして基本的に練習シーンが描かれることはほとんどなく、放課後ティータイムのメンバーはその名の通り放課後にお菓子とか紅茶を嗜む日々を送る。それでいて本番のライブになると、「いつ練習したんだよ!?」と文句を言いたくなるくらいのパフォーマンスを発揮するのだ。

そのため、『ぼっち・ざ・ろっく!』の方が『けいおん!』よりもリアルに軽音楽を描いているといえる。

キャラ設定

『ぼっち・ざ・ろっく!』と『けいおん!』は、キャラ設定が大きく異なるのは言うまでもない。その中でも特に違うのが、主人公のキャラ設定だと考えられる。それぞれの特徴は以下の通りだ。

後藤ひとり平沢唯
・非社交的(引きこもり)
・努力型
・物語開始当初から技術がプロレベル
・社交的
・天才型(絶対音感)
・物語開始当初は初心者

もちろん、他の主要人物のキャラ設定も大きく異なる。だがやはり、主人公の設定の違いは特別で、ストーリーの作り方が大きく異なってくる。

『ぼっち・ざ・ろっく!』は後藤ひとりが徐々に外向的になっていく様子が描かれる。一方の平沢唯は、当初は何も特徴のない女の子だったけれど、ギターに出会うことで自分の好きなことにハマり込んでいく様子が描かれていく。そう考えると後藤ひとりは、物語開始当初からギターにハマり込んでいて、それが少しずつ成果になっていく様子が描かれているといっていいだろう。

『ぼっち・ざ・ろっく!』と『けいおん!』の比較

では、いよいよ『ぼっち・ざ・ろっく!』と『けいおん!』を比較していこうと思う。ちなみにここでは「こっちの方がいい!」と個人的な意見も述べるので、あらかじめ容赦していただきたい。

作画はどっちの方がいい?

まず、作画は『けいおん!』の方が良いと僕は考えている。最大の決め手は、音楽アニメの命ともいえる演奏シーンだ。

そもそも、両作では演奏シーンの描かれ方が異なる。『ぼっち・ざ・ろっく!』は可能な限りリアルに描かれていて、『けいおん!』はリアル度よりもアニメとしての魅せ方を意識しているように思える。

そのためなのか『ぼっち・ざ・ろっく!』の演奏シーンは、キャラの動きのカクつきが目立つ。一方の『けいおん!』は、どうしても生まれてしまう手描きアニメのカクつきをケレン味に昇華させており、ある意味芸術的だった。

この辺の”ケレン味”の部分は、『ぼっち・ざ・ろっく!』と『けいおん!』で圧倒的に技術力が異なると思う。これは京都アニメーションの技術力の高さもあるし、『けいおん!』の監督を務める山田尚子のセンスが最大の要因だと考えられる。

ちなみに日常シーンに関しては、両作で大きな差はない。『けいおん!』の可愛らしい演出も良かったし、『ぼっち・ざ・ろおっく!』の大胆奇抜な演出も僕は好きだ。ただし、やはり『けいおん!』の方が印象に残るカットが多いと思う。特に、脚で魅せてくる演出は、山田尚子にしかできない芸当だ。

音楽はどっちの方がいい?

『ぼっち・ざ・ろっく!』と『けいおん!』では、楽曲数が根本的に異なるため、まともな比較ができないことはあらかじめ述べておく。それを考慮した上で、個人的には『けいおん!』の方が優れていると考えている。

『ぼっち・ざ・ろっく!』の正統派現代ロックの雰囲気もめちゃくちゃ好きだが、『けいおん!』のOPと挿入歌の個性の強さが尋常じゃない。『ぼっち・ざ・ろっく!』は良くも悪くも個性が抑えられているので、印象度がどうしても小さくなってしまう。

特に『けいおん!』は、平沢唯ボーカルの挿入歌が本当に唯一無二だと思う。『ふわふわ時間』、『U&I』、『天使にふれたよ!」の破壊力が凄まじい。それでいて正統派ロックの『Don’t say “lazy”』などのEDもクオリティが高い。

おそらく、”音楽”というジャンルであれば『ぼっち・ざ・ろっく!』と『けいおん!』で大きな差はない。ただし、アニメありきのアニソンで比較した時に、やはり『けいおん!』の方が強い気がしている。

ストーリーはどっちの方がいい?

ストーリーは『ぼっち・ざ・ろっく!』に分があると思う。

まず前提として、個人的には『けいおん!』のストーリーの方が好きだ。『けいおん!』のストーリーは人生に影響を与えるレベルだと思うし、ラストを完璧な結末で締めくくっている。
だが、やはり『けいおん!』は「ザ・日常系」という感じで、とにかくゆるゆるにストーリーが進んでいく。もちろん日常系アニメが好きな人は問題ないけれど、現代の過激なアニメしか見てない人が視聴するのは少々難しい。

その点、『ぼっち・ざ・ろっく!』は実に上手くできている。日常系アニメの要素を残しつつ、過度な演出を連発することで、現代アニメヲタクでも離脱しづらいシナリオを作り上げているのだ。いや、それどころか『鬼滅の刃』などの少年漫画系アニメしか見ていないような人でも、『ぼっち・ざ・ろっく!』を好きになれるかもしれない。

そのため、日常系アニメ初心者に『ぼっち・ざ・ろっく!』は強くおすすめできる。日常系アニメの新たな門出を担える作品としての貢献度は極めて大きいだろう。

キャラはどっちの方がいい?

キャラを比較するのも非常に難しいが、”現代的”という部分に注目するのであれば『ぼっち・ざ・ろっく!』に分があるだろう。

『けいおん!』のキャラはめちゃくちゃ良いし、それどころか全盛期の頃は凄まじい人気があったのも想像できる。だが、『けいおん!』のキャラデザはちょっと芋っぽい。それに、髪色が良くも悪くも現実的だ。

ここ最近の売れてる”きらら作品”は、髪色がとても派手なのである。『ごちうさ』も『ゆるキャン△』も非常にカラフルだ。特にピンク髪は一定の需要があるようで、『ぼっち・ざ・ろっく!』の後藤ひとりもピンク髪のキャラだ。

それに、髪色を派手にすれば、イメージカラーやアイデンティティの構築にも繋がる。『ぼっち・ざ・ろっく!』の主要人物には明確なイメージカラーがあるけど、『けいおん!』にはない。「平沢唯のイメージカラーは何?」という問いに答えられる人はほとんどいないだろう。

内面的な部分はほぼ互角。そして外面的な部分を比較してみた時に、わずかに『ぼっち・ざ・ろっく!』の方が受けいれられやすいかなぁと思った。

ビジネス面ではどっちの方がいい?

ビジネス面の比較は、かなり難しい。というのも『けいおん!』はビジネス的には既に回収期間が終了してしまった作品だからだ。そして『ぼっち・ざ・ろっく!』には、まだまだポテンシャルがある。

そしてそもそも、「どのような立場で比較すべきか?」という疑問もある。製作委員会視点なのか、それともアニメ制作会社視点なのか。はたまた原作サイド視点なのか。

まあ今回は一応、トータル面で比較したいので、製作委員会視点で見てみようと思う。そして、どちらかといえば『ぼっち・ざ・ろっく!』の方が、ビジネス的には優れているんじゃないかなぁと僕は考えている。

なぜなら『ぼっち・ざ・ろっく!』は『けいおん!』に比べて海外人気が強いと考えられるからだ。実際に多くの海外アニメ評価サイトの上位に『ぼっち・ざ・ろっく!』がランクインしている。日常系アニメが海外で評価されるのは、中々ない光景だ。

これについて、多くの人は「『ぼっち・ざ・ろっく!』が海外に受け入れられた!」と単純に考えている。だが、それは少し異なるように思う。重要になるのは、プロモーションだ。海外人気のあるアニメの大半は、海外でのプロモーションが得意な企業がバックについている。アニメ業界で言えば、アニプレックスやワーナー・ブラザースがバックにある作品は、海外展開が強いといえる。

そして『ぼっち・ざ・ろっく!』はアニプレックスがバックについている。それに最近のアニプレックスは順調に成功し続けているので、ビジネス的な勢いも強い。

もちろん『けいおん!』のビジネス的な成功は凄いものがあった。映画の興収は19億円を突破。CD売り上げでオリコンチャート上位を独占したこともあった。それに登場人物が使っていた楽器が入手困難になったり、ライブイベントでさいたまスーパーアリーナの膨大な客席数を埋めたりするなど、伝説的なエピソードも数多くある。

だがそれでも『ぼっち・ざ・ろっく!』の方が、上手くやりそうな気がする。それはビジネス展開に強みを持つアニプレックスの存在が大きい。しかも実は、『ぼっち・ざ・ろっく!』はアニプレックスと芳文社しか出資していないのである。そういった意味でも、やはり『ぼっち・ざ・ろっく!』の方がビジネス的には上手くいくのではないかと予想している。

結局、どっちの方がいい?

先ほどまでの比較をざっくりとまとめてみよう。

評価要素勝者
作画『けいおん!』
音楽『けいおん!』
ストーリー『ぼっち・ざ・ろっく!』
キャラどちらかといえば『ぼっち・ざ・ろっく!』
ビジネス『ぼっち・ざ・ろっく!』

さて、結局のところ、どちらの方が優れているのだろうか。

もちろん、この比較に大きな意味は全くない。だが、僕が「どうしても比較してみたい……!」という気持ちで比較したわけなので、明確な結論を出そうと思う。

僕の答えは「TVアニメ1期のみの『けいおん!』と『ぼっち・ざ・ろっく!』であれば、どちらかといえば『ぼっち・ざ・ろっく!』だけど、シリーズ全体の『けいおん!』と『ぼっち・ざ・ろっく!』であれば『けいおん!』」だ。……曖昧な回答で申し訳ない。

つまり図式にするとこんな感じになる。

TVアニメ1期のみの『けいおん!』 ≦ 『ぼっち・ざ・ろっく!』 < シリーズ全体の『けいおん!』

まず、TVアニメ1期のみの『けいおん!』と『ぼっち・ざ・ろっく!』は、ほぼ互角だと考えた。ただし、エンタメとしては『ぼっち・ざ・ろっく!』の方が優れていると僕は結論づけた。

その一方で『ぼっち・ざ・ろっく!』が、シリーズ全体の『けいおん!』よりも優れているとは思えなかった。

シリーズ全体の『けいおん!』の恐ろしさは、2期20話・24話と劇場版のクオリティの高さにある。20話における”高校の文化祭の空気感を忠実に再現した演出”や、24話の『天使にふれたよ!』の感動。それに劇場版での『U&I』やラストシーンも、中々のクオリティである。

そして『けいおん!』のTVアニメ2期があれだけ冗長的に描かれたのも、全ては時間経過を煽り立てる演出にあった。キャラの日常をあえて冗長的に描くことで、2期20話や24話の凄まじい感動を引き立てている。これは今の時代では中々できない壮大な演出だ。

おそらく、『ぼっち・ざ・ろっく!』と『けいおん!』では、最高到達点の高さが決定的に違うのだと思う。『ぼっち・ざ・ろっく!』は全体的に面白いのだけど、最高到達点が低い。一方の『けいおん!』は、たまにつまらないエピソードもあるのだけど、最高到達点が非常に高いのだ。

実際に、『けいおん!』を視聴したことで人生が変わったという人も非常に多い。それは、『けいおん!』の文化祭回の演奏シーンで衝撃を受けたり、最後の文化祭や卒業式のエピソードでめちゃくちゃ泣けたりするからだと思う。

では、はたして『ぼっち・ざ・ろっく!』が”人生を変えるアニメ”になり得るかといわれると、ちょっと微妙な気がする。普通にめちゃくちゃ面白いけれど、ただ”めちゃくちゃ面白いだけの作品”という感じだ(ある意味、褒め言葉だけど)。

さいごに

『ぼっち・ざ・ろっく!』は、まだ終わったわけではない。本記事執筆段階で続編制作の発表がないけど、多分、続編制作が近いうちに決まると思う。

もちろん、続編の内容次第では明確に「『けいおん!』超え」するかもしれない。だが逆に「TVアニメ1期の方が面白かった……」という事態になる可能性もある。

とはいえ、やはり”海外人気がある”というのは非常に素晴らしいことだ。それに、久しぶりに”きらら”の新作アニメで面白いのが出た感じである。『けいおん!』『ごちうさ』『ゆるキャン』『ぼっち・ざ・ろっく!』の流れを考えると、4年に1度ぐらいのペースで名作が出る感じ?

まあ『ぼっち・ざ・ろっく!』がどのような展開に進んでいくのか、楽しみにしたいと思う。

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